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カウンセリングとカウンセラーについて

カウンセリング

2020年10月2日

カウンセリングとは何か

カウンセリングとは、言語的・非言語的なコミュニケーションを通して、専門的な立場から個人が悩みを解決し、心理的な成長を遂げるように援助することを指します。広義には就職や法律、美容などさまざまな業界で行われる相談業務全般を指しますが、狭義には精神・心理に関わる心理カウンセリングのことを指します。

カウンセリングと心理療法

カウンセリングと似た言葉として、心理療法(サイコセラピー)という言葉があります。心理療法というのは、精神疾患など何らかの病理的問題を抱えた人に対して行う処遇のことを指します。それに対して、カウンセリングとは、悩んではいるが病理的とは言えない人の心や発達を援助するものを指します。しかし実際はある人が病的であるかどうかを明確に区別することは難しく、日本ではカウンセリングも心理療法も似たような意味で用いられているといえます。

公認心理師と臨床心理士

カウンセリングを行う人のことを、カウンセラーと呼びます。現在、カウンセラーと呼ばれる資格は、民間レベルのものから学会レベルのものまで非常に多岐にわたり、その養成課程も多様となっています。「カウンセラー」という言葉だけでは、資質や技術的水準も統一されていないのが現状です。その中でも資格取得のために最も高い専門性が必要とされるのが、公認心理師と臨床心理士です。

公認心理師と臨床心理士 、どちらも大学院修了相当の教育が必要とされる、臨床心理学の専門性に基づいた資格です。公認心理師は2017年に創設され、2018年に第一回資格試験が開始された国家資格です。公認心理師資格を取得するためには、大学4年間、修士課程2年間の中で必要な単位を取得し、国家試験に合格する必要があります。しかし現在は移行措置期間として、国家試験受験前に5年間以上の臨床業務に携わった人に受験資格が与えられています。一方、臨床心理士は1988年に第一号が誕生して以来、スクールカウンセラーや医療現場で活躍をしてきた資格です。臨床心理士資格を取得するためには、指定された大学院を修了した後、資格試験を合格する必要があります。

数あるカウンセラーの資格の中で、公認心理師と臨床心理士はその取得の難易度に加え、それぞれ国家資格と実績という点で、技術水準としては最も高いといえます。しかしその一方で、カウンセリングが人と人との出会いである以上、どうしても相性というものが影響します。自分にぴったりで、助けとなるカウンセラーが公認心理師や臨床心理士である必然性はないというのが、実際のところであるといえるでしょう。

参考文献:無藤隆・森敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治(2004) 心理学 有斐閣

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