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マインドフルネスに挑戦してみよう

コーピング

2020年11月6日

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは「今、この瞬間に意図的に注意を向けること」と定義される心理的な過程です。禅仏教に由来するこのマインドフルネスは、アメリカのジョン・カバット・ジンによりストレス低減法として取り入れられ、現在ではストレス・抑うつ・不安などの症状に効果があることが明らかになっています。また、Googleなどの企業にも取り入れられ、世界的な広まりをみせています。

なぜマインドフルネスなのか

私たち人間の意識は、進化の過程の中で「過去」「未来」「他者からみた自分」の三つに自然と注意が向くようになってきました。

まず「過去」のことです。人間は過去の体験や失敗に学び、現在に生かすことでさまざまな困難に対処してきました。そのために、われわれの意識は「過去」に注意がすぐ向かうようになっています。

次に「未来」のことです。人間は未来を予期し、それに現在から備えておくことでその場だけでは解決の難しい問題も乗り越えてきました。そのために、われわれの意識は「未来」にも注意が向かうようになっています。

最後に「他者からみた自分」の姿です。人間は他者と協力して、一人では達成しえないことを成し遂げてきました。そのため「他者からみた自分」に注意し、自分が周囲と上手くやっているかどうかを確認していくのです。人間の意識がこうした「過去」「未来」「他者からみた自分」に注目することで、進化の過程の中で大きな成功を収めてきました。

ですが、人間はこうした「過去」「未来」「他者からみた自分」に注意が向かうことで、苦悩するようになってしまっていました。過去の失敗を悔やんでクヨクヨしてしまったり、考えてもしかたのない未来のことを心配してしまったり、他人と自分を比較してしまって落ち込んでしまうなどは、誰しも経験があると思います。

こうした苦悩から解放されるためには、過去や未来ではなく「現在」、そして他者からではなく自分からみた「等身大の自分」に注意を向ける必要があります。しかしながら、意識だけによって「現在」や「等身大の自分」を掴むことは難しいです。現在は一瞬で通り過ぎてしまいますし、自分の姿を直接みることができません。どうしたらよいのでしょうか?

そこでマインドフルネスでは、われわれの身体に注目します。身体は過去でも未来でもなく、「いま・ここ」の現在に生きており、そして身体は他の誰でもない私だけのものです。意識には掴むことの難しい「現在」と「等身大の自分」が、身体には存在しています。マインドフルネスではまずは身体を使って、普段の生活では忘れられている「現在」と「等身大の自分」に触れていきます。そして十分に身体で触れられるようになった後に、自分の意識に広げていくことを目指します。

マインドフルネスの進め方

ここではマインドフルネスを「時間を決めての瞑想」「普段の生活の中で実践」の二つから進めていきます。「時間を決めての瞑想」は、まずはやり方をカウンセラーと一緒に決め、練習していきます。そして一日の決まった時間に最初は5~10分、慣れてきたら30分ほどの時間をとって取り組みます。

「普段の生活の中での実践」は日常生活の中で、いま・ここに注意を向ける練習をしていきます。一週間に一つずつ、身体の内外の感覚に注意を向けるワークに順番に取り組んでみましょう。また、不安や緊張感が高まったときに、その方法を使って自分の感覚がどのように変わるか気づいていくように挑戦してみましょう。


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