オンラインカウンセリングを受ける前に準備すること
オンラインカウンセリング
2020年10月1日
オンラインカウンセリングのための準備
前回の記事で説明したように、オンラインカウンセリングにはメリット・デメリットがあります。しかし、そのうちのいくつかは、事前にしっかりと準備をすることによって防いだり最小限にすることが可能です。
安全で安定したインターネット接続手段を用意する
オンラインカウンセリングはインターネットを通じて行うため、安定して安全なインターネット接続手段を用意することが重要です。スマートフォンでも実施可能ですが、その場合は大容量通信が可能となるような契約であることが好ましいでしょう。公共/フリーWifiは秘密漏洩の可能性があるため、オンラインカウンセリングに利用することは適しません。
プライベートな環境を用意する
オンラインカウンセリングの間、邪魔されることがない、プライベートが守られた時間と場所が確保されていることが大切です。鍵のついたドアで隔たれた部屋でセッションが行われることが理想です。鍵がかからない場合、そこに人が入らないように周囲の人に配慮を求めるとよいでしょう。そのため、家族や親しい人間がカウンセリングを受けることについて理解してくれていることが好ましいでしょう。また他にも、ヘッドゼットやマイク付きイヤフォンを使用することで、音が漏れたり聞き逃しが少なくすることができます。
緊急連絡手段を用意する
機器の問題でセッションが途切れてしまったとき、すぐに連絡が取れるようにカウンセラーとの代替の連絡手段を確保しておく必要があります、ただし、この回線はカウンセリング以外では使わないという約束をしておくことも大切です。またカウンセリング中やセッションの合間に不安定になってしまうことに備えて、対面で利用できるような医療機関や、サービスを確保しておくことも大切となります。
インフォームドコンセントを行う
こうした事前準備や緊急手段、またカウンセリングを安全に行うことができるために必要な約束を、カウンセリングをスタートする前にしっかりとしておくことが必要です。これを専門用語ではインフォームドコンセントと呼びます。9Bのオンラインカウンセリングでは、インテーク面接の後と初回カウンセリングの開始時と、二度にわたってインフォームドコンセントを行い、安定した心理援助サービスが提供できるように努めて参ります。